teaバレエスタジオブログ

神奈川県川崎市稲田堤 teaバレエスタジオのブログ

イベント 雑談

舞台が出来るまで③

投稿日:2018年5月7日 更新日:

続いて照明を仕込みます。(その①その②はこちら)

その前に・・・・

舞台監督・照明プランナー・音響プランナーは、本番の2週間~1か月前に稽古下見を行い、美術・照明・音響プランをそれぞれ立てます。それをもとにドロップ幕や照明機材、時にはスピーカーやマイクを美術バトン・照明バトン(サスバトン)に仕込んでいきます。

実は照明機材は何百種類もあって(レンズやワット数、国産・外国製の違い)舞台全体をいくつもの大きな丸で明るくする機材、ひとりだけポツっと黄昏たりする小さい丸用の機材、斜めに道を作ったりする機材など、演出家(今回は私なのですが・・・)のイメージを的確に汲み取り、効果的に具現化します。

どこにどの機材を吊るか、プランナーの作った図面を見ながら向きや絞り(ピント)・色(カラーフィルター)を調整しつつ照明さん達は手分けをして吊り込み作業をどんどん進めて行きます。

今回は月行灯と星球、シャンデリアもお願いしたので、それらを大道具さんに仕込んでもらい、照明さんと電飾(コマデン)さんに電球を調整してもらいました。
あの大きな月。実は仙女がシンデレラに12時の大切さを知らせる時には真っ赤に。シンデレラの登場やお母さんを思い出す時にはより明るく等、場面ごとに変化する細かいプログラムにしてもらっていました。

その後、実際に照明をつけて向きと絞りの調整(シュート)をします。曲調やシーンで照明をどんどん変えて行くので、色や明るさなどを、まるで絵の具を混ぜて彩るように色々な光を調光しながら、一つずつ決めて行きます。(明かり作り)みな様も経験があると思いますが、 ”光” には必ず ”影” がついてくるので、影が出ないよう工夫したり、逆にその影を利用して、木漏れ日や道を表現したり、全て照明プランナーの経験と腕とセンスにかかってきます。

teaバレエスタジオ発表会で毎回お願いしている梶田俊哉さんの照明は一人一人がとてもきれいに見えて、様々な照明が効果的で素晴らしく『照明の力って本当にすごい!!!』と毎回感心させられます。

 

 

 

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