今回は私の話をします。
小さい頃はただただ ”楽しい!” ”嬉しい!” という気持ちだけでいっぱいだったバレエも、大きくなるにつれて難しいパ(動き)やテクニック等、徐々に本格的な要素が入り ”楽しい!” ”嬉しい!” という感情だけでなくなくなっていきました。(多分私だけではないと思いますし、バレエ以外の事でも同じだと思います・・・。)
おいそれと簡単にはできない事もどんどんと増え、不器用な私は出来ない事をひたすら練習する事を繰り返さなければならず自分自身の現実の壁にブチ当たりました。
上級クラスに上がるにつれ、その分たくさんの難しいテクニックや様々な課題が増え、先生方からの要求も上がってゆきます。
その昔、バレエ学校時代の発表会で、すごく難しいテクニックや課題のある踊りの役をいただいた事がありました。
それまでは ”舞台に立つ事=楽しい” という感情でいっぱいだったのですが、その時に初めて ”舞台が怖い” という感情が芽生え、自分自身の感情にとても驚きました。
バレエ学校では本当にたくさんの先生方にお世話になったのですが、私はある一人の先生に本番寸前の舞台袖でボソッと 『舞台が怖い。今すぐ逃げ出したい・・・・』と 言ったのを今でも鮮明に覚えています。(その時の事は今でもすごくよ~く覚えています)
その時先生は私に
『発表会は今日の本番のために、自分がどれだけの準備と練習をしてきたかが重要であって、今日これから晶子にどんな事があろうとも先生たちは皆それでいいと思っているんだよ。”結果” も大切かもしれないけど、それよりもここに来るまでの ”過程” の方が一番大切。晶子が今日まで一生懸命練習してきたのは先生達も知っているから絶対に大丈夫。さあ舞台を楽しんできなさい!!!!』
と言って背中を押して下さいました。
今でも大切な言葉として私の心に深く刻んであります。
『過程が大切』
私も生徒達に何か大切な言葉を伝えられる様な人間になれれば!思っています。
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