『関節』とは、バラバラの骨と骨とが向き合っている場所です。
動かないように強くガッチリとかみ合わさっている場所もあれば、動きを作り出せるようにかみ合わさっている場所、向き合っているだけで靭帯と筋肉・腱で支えられている場所など、関節の用途ごとに様々な特性、つくりに違いがあります。
『アライメント』の回でもお話ししたように、アライメントから外れる事でケガに繋がってしまう事もあります。そして、関節がそれぞれ持つ特性を生かせなくなってしまう事もあるのです。
特にバレエでは、可動範囲(動ける範囲)を出来るだけ大きく使いたい関節が多いので、アライメントから外れる事は、可動範囲が小さくなってしまい、本来持っている自分の身体の可能性を閉じてしまう場合があります。
例えば、身近にあるドア(扉)をイメージしてください。
ドア自身と、ドア枠のアライメントが整っていることで、スムーズにいっぱいまで開ける事ができ、きちんと閉める事も出来ます。
しかし、ドア自身が斜めになってしまったり、ドア枠が歪んでしまったり、蝶番(ちょうつがい)が正しく機能しない状態では、スムーズに開ける事も、きちんと閉める事も出来なくなり、それをそのままにして使い続ければ、そのうち壊れてしまいます。
日頃のクセなどでいつの間にかアライメントから外れてしまっていませんか?
人の身体のつくりは大体同じなのですが、みな様の顔がそれぞれ違うように、細かい場所は一人一人違います。
自分の身体について知りたくなりましたか??
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