裏方さん独特の言葉はまだまだあります。
中にはみな様もご存じのものありますか?
たっぱ=高さ。
とばす=美術バトン等を上空にあげる。
かわす=舞台装置同士がぶつからないよう慎重に回避する。
ばらす=組み立てた舞台装置を解体する。
すのこ=舞台の天井。(昔家にあったお風呂のすのこに形状が似ているため。)
バミる=出演者や装置の位置を決め、床にビニールテープ等で印を打つ。
合番を打つ=再演が決まり、もう一度装置を仕込む際に間違えが無くスムーズに仕込めるように、数字や文字で順番が合うように印をする。数字や文字の代わりに印を色分けする事もあるそう。
飼い殺し=次の舞台転換まで装置の中や裏につく事。良く言うとスタンバイ。悪く言うと取り残されている状況・・・。
消え物=食事のシーン等で本当に食事をしたり飲み物を飲んで無くなっていく(=消える)物。『赤ワインをリアルに表現するためにはローズヒップティーが必須!!』等のこだわりを持つ裏方さんもいらっしゃいます。
ぬすむ=ドロボーではありません!!出演者の登場や装置の転換をスムーズに進行させるために、お客さんに見えてしまうギリギリまで舞台袖からせめる(=近づく)事。
できあき=舞台転換が完了して(=出来次第)次の幕を始める事。そんな時、舞台裏はドタバタの大戦争中です!!!
てれこ=上手・下手に同じような装置や小道具があり、単純に間違えていた場合や、わざと上手・下手を入れ替える事。『あっ!そのテーブルとイスをてれこにして下さい!!』
てこい=手強い。一筋縄ではいかない様子。
【ケースその④】
舞台上にて
裏方さんD:『そのベンチわらって!!』
私の心の声:『ん?何かベンチに面白い仕掛けでもあるのか??新しいギャグ??わらってあげた方がいいのかな???』
わらう=主に大きめの小道具(ベンチや暖炉等)を舞台上から袖中まで運ぶこと。(=ハケる)
【この言葉は私達も使います】
見切れる=待機している出演者や装置がお客さんから見えてしまう恥ずかしい状況。
発表会ではベビーやJrクラスの生徒が夢中になったり一生懸命になると、舞台袖からどんどんと前に進み客席から丸見えの場所でスタンバイしてしまうので、見切れないように舞台監督が舞台袖の床にビニールテープで、これ以上出てはいけない印の線を引いてくれています。(見切れ線)
普段、当たり前のように使っていても実はその世界独特の言葉だったりして面白いですね!
みな様の習い事やお仕事でも独特の専門用語がありますか??
こちらもどうぞ→裏方さんの使う言葉①
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