小学校低学年のある生徒。青白~い顔をして、レッスン中も眠たそうにいつもあくびばかり。『動くの大好き!』な子供らしさも少なく、順番もなかなか覚えられず。。。
先日のレッスンでも振付がなかなか覚えられず・・・(ごく単純でその年齢に合っているような事ですが)最後には泣き出してしましました。
前々から彼女の様子が気になっていた私。
私:『もしかして○○ちゃんはバレエが好きじゃないの?』
と、尋ねると
生徒:『うん』
子供はその日の気分やその日にあった事に引っ張られる事は良くある事。『バレエやりたくない・・・』もよくある事。
私:『もし○○ちゃんが本当にバレエをしたくないと思ったら辞めたいってママに言っていいんだよ。』
生徒:『・・・』
こんな事を生徒に言うバレエ教師も珍しいと思いますが、せっかくの時間を嫌な事に費やすのは大人でもしんどい。
嫌いな事よりも好きな事に向かって時間とエネルギーを注ぐ方が本人のためにも良いと思います。
彼女は幼稚園から始めて発表会も2回経験。そろそろ自我が芽生え、だんだん自分の事が分かってくる年齢になりました。
ただ彼女は小さい妹がいるので普段からあまりママに自分の気持ちを伝えられない様子。
その日は『クリスマス会までは頑張って、終わったらママに話してみる』という事で帰宅しました。
私から直接ママに伝えようか迷いましたが、とりあえず今のところは彼女に任せようと思い様子を見ました。
そして次の週のレッスン。
なんとも驚きの光景が!!!!!
いつもよりスッキリした顔で現れた彼女。訊くと『ママとお話をして、クリスマス会まではとにかく頑張ってその後またママと相談すると話した』と。
レッスンではまるで別人!?と思うくらい生き生きと動き、自分で何度も練習し、順番も覚えて、自分から『ここはこう??』と発言。
本当に驚きました。
・自分が思っていることを伝える事が苦手な子
・思っている事を言ってはいけないと思い我慢する子
・周りが喜ぶように周りを見ながら行動や発言する子
いろんな子供がいます。
私がいつも思うのは ”良い子” を演じなくても良いんだよ!という事。
自分の思っている事や自分の心が分からなければ、自分の身体を感じる事はもっと難しくなります。
自分はこう思っているんだと自分を知る事
それからそれを伝える事
心のありようで、結果がこんなにも変わる。
今回の件で『本当に大切なんだな~』と思いました。
楽しそうにバレエに取り組む彼女に私もとても嬉しくなりました。
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