主人の仕事の先輩、『里村和美さん』が翻訳した舞台裏の教科書。私も興味津々!!読ませていただいております。その名も、
『ステージリギングハンドブック』
以前の回で、裏方さん用語について書きましたが(裏方さんの使う言葉①、②)まだまだ知らない事柄がたくさん!!
この『リギング』という言葉は全く聞いたことのない言葉。海外ではその専門スタッフがいるとの事。日本では大道具さんがその役目を果たす事が多く、その基礎的な事がとても詳しく書いてあります。
舞台は元々空っぽの状態でお借りして、そこに裏方さんが公演に必要なものを仕込んで行きます。
舞台の天井にはバトンという長ーい竿のような鉄パイプがたくさんあり、そこに幕や照明などを吊りこんで行きます。海外から来日したオペラ・バレエ公演や、コンサート・ライブ等で、劇場の寸法に合わない空中物を仮設したりもする事もあり、この辺りも『リギング』に含まれるそう。
オペラやバレエなどの大きな公演では、大きくて重量のある装置を吊りあげる事がよくあります。それらのバトンは綱元で人力で操作する場合と、電動で動く物とがあります。綱元では重りを積んで、吊り込んだ物とバランスを取ります。(人力の綱元→)
照明や舞台装置を動かす事は人命にかかわる事。つまり危険と隣り合わせです。
それらをより安全に行うために必要な事を計算したり、計画する事が、この『リギング』というポジションだそうです。
まだ入り口しか読んでいませんが、本を開いた瞬間に『物理・数学の教科書??!』というくらい色々な公式・図・説明!!でもとてもわかりやすい。
学生の頃は『何のためにこんな勉強をするのだろう・・・』と、思う事が多かったですが、今になると、本当に色々な事が繋がってくるのだなぁ~とつくづく思います。
でも私はどちらかというとそちらの系の勉強はパズルのような感覚にとらえて好きだったので、この本も『へぇ~!!』と、すんなり入って来ます。
色々な事を知る事で、ここから『バレエに繋がりそう!!』とワクワクしながら読み進んでいます。
この本にご興味がある方はお声がけください!(手元に在庫あります。ちなみに書店・ネットでは購入できません。)
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