今年のコンクールは初挑戦の生徒でした。
コンクールは発表会とは違うので私からの声掛けは行いません。
発表会では本番に向けてリハーサルやスケジュール等、すべて私が組み立てますが、コンクール出場ではレッスンもリハーサルも自発的、出来る限り自分自身で計画してもらいます。(もちろんアドバイスはします)
普段から自分で行動するのが苦手な生徒。
最初は何をどうしたらいいのか、あたふた✖2・・・。経験者である先輩のお姉さんに訊いたり、私に訊いたり。
目的に向かっていくには何をどうすれば良いのか?自分は何が分かっていなくて、何をどう訊いたら良いのか??黙っていても何も進みません。
ご家族や周りにも協力してもらう必要があるので、まずはしっかりと考えて行動しなくてはなりません。
そして最終的に頼れるのは自分のみ。少し大袈裟かもしれませんが自分との戦いでもあります。
『自分で考えて行動する』この経験は踊る事以外にもとても良い勉強になったと思います。3歳から通う彼女。いつまでも赤ちゃんのような気がしていましたが、本当によく頑張ったと思います。
コンクール前には出場者向けのワークショップもありました。
ワークショップ受講も初めて。知らない子達の中での一人、知らない先生のレッスン。しかも年上の出場者と一緒だったのでついて行くのも大変だったと思います。
そして今回は過去にはなかった『バリエーションのアドバイス』を頂く機会もありました。
初めましての先生にバリエーションを見ていただきアドバイスをキャッチしてすぐに動いて直す。
普段は『日本語話してますけど!??』というくらい通じない!?事が多かったのですが、思っていた以上にちゃんと反応出来て、少ない時間の中でたくさんアドバイスもいただけました。中一日空いて本番だったのでその間にも自分でしっかり取り組んでレッスンしました。
そして本番!!
準備も一人。自分で計画を立ててもらって私はそれに従いサポート。メイク、アップをして舞台へ。
発表会ではしっかりと場当たり(踊る場所の確認)ができますが、コンクールではたくさんの人数で一度に場当たりします。
そんな中でも自分で確認。本番も落ち着いて踊る事ができました。
本当によく頑張りました。
毎回発表会やコンクールを終えて思いますが『本当に舞台の力は凄い!!』今回もとても成長できたと思います。
本人も頑張りましたが、それを支えて下さったご家族、関わった全ての方に感謝しなくてはなりません。
そして私がやっぱり。。。と再確認したのは、『本人のやる気が大切』という事。
同じ事をしていても、『言われてからする』のか『自分からする』のかで、結果が変わると思います。
本当に『欲しい』『こうなりたい』『こうできるようになりたい』という目標への自らの行動であると変化は大きい。
やはり指示待ちではなく自ら動く事の大切さを目の当たりにしました。
私は代わりにしてあげる事は出来ませんが、サポートならいくらでもします!!
そしてサポートができるように私もまだまだ勉強!!
頑張ります。
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