地方のバレエつながりの先生から、生徒がバレエセミナーを受講するために上京するので私のクラスも受けたい、との事で先週の日曜日、二人のためにクラスを行いました。
その先生のスタジオには、10年位前から年2回、『バレエエクササイズ』の指導に伺っていました。その後うちのスタジオの移転などもあり、私も忙しくなってしまったため、ここ2年位はお伺いしていませんでした。。。。
現在高1と高2の二人ですが、私が伺ってのクラスを何度か受講していた生徒で、会うのは2年ぶり。この年代の成長は著しいので随分と大きくなって、しかも教えたエクササイズをしっかりと頑張ってやってきていたようでした。
地方の子供達はこちらの子供達に比べ、色々な事を体験するにもチャンスが少なかったりする分ハングリーと言うかまっすぐに熱心な子が多いように感じます。
1つの事に対しても、できるようになるまで黙々と一生懸命に取り組む生徒が多いように感じます。
クラスを始める前まず二人に今回私に何をチェックしてもらいたいのかを聞き、それに沿ってクラスを進めました。
一人の子はあるエクササイズについての質問でした。
それはいわゆる体幹や腹筋のエクササイズなのですが『そのエクササイズをすると違う所を使ってしまいそこがモリモリしてきてしまった』との事。
もう一人の子は『脚を外旋させるのがうまく行かないのをどうしたらうまくできるようにできるか?』と言う事で、そこをテーマの中心にしてエクササイズやクラスを行いました。
エクササイズに関してもクラスに関してもすごく感じたのは、とにかく二人がとてもまじめで一生懸命な事。
ただ、エクササイズはバレエで行いたい事をできるように、どう自分の身体を使うのかを探すための手段であって、目的ではありません。
二人にその辺の事を話しました。
『バレエを踊る時の大きな目的を忘れていないかな??』
エクササイズにしても、そのエクササイズの目的は?何をしたいのか?が明確な事が大切です。
もしそのやり方で、目的が達成できないのであれば、そのやり方は止め、少し簡単にしてでも目的を達成できる事をした方が効果があります。そしてその感覚を持って元のやり方をやってみると目的が達成できたりもします。
その形を作ったり、ただ動きをする事ではなく、目的はその先の何をしたいか、どこを使いたいか、どこを意識したいのかで、さらにバレエでは、そこを使う事で、何をしたいのかが最終目的です。
逆にバレエで実現したい事のために、足りないところを目覚めさせ補うためにエクササイズを入れるのです。
一つの事に集中し、それができるまでひたすら続ける。
それも大切な事かもしれません。
しかし大きな目的を達成するためには『このやり方どうだろうか?』と少し視野を広げたり、視点を変えて考えてみると、そのまま同じ事を出来るまで続けるべきか?やり方、アプローチを変えてみる事が必要なのか?答えが見えてくると思います。
私も2人に会えてとても嬉しかったし、とても勉強になった1日でした。
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