背骨は脊椎または脊柱ともいわれ、身体の屋台骨をなし24個の骨から成り立っています。背骨は重たい頭を支えるために緩やかなS字カーブを描き、これを生理的湾曲といいます。このカーブを描く事により歩行などの際に起こる衝撃を吸収したり、重力を分散させるサスペンションの役割も担っています。
そして背骨の一番上に乗る ”脳” を衝撃から守る役目もあります。
背骨の一番下は仙骨につながり、仙骨は骨盤の一部なので骨盤の角度が背骨のカーブにも影響します。
背骨のS字カーブは全体でバランスを取っているため、どこかでカーブが反対になってしまうと、その分をどこかが補いカーブが反対になってしまったり、全体のS字のカーブが無くなってしまったりする事もあります。
すでに想像ができているかもしれませんが、アライメントが整う事で関節などの動きや、衝撃吸収の機能が働くようになっているので、それを崩してしまうとあちこちにたくさんの悪影響が出てきてしまいます。
バレエにとっては関節の可動域がとても重要なため、背骨の動きが悪くなる事はマイナス問題になります。
また胸椎や腰椎の前には内臓も収まっていますので、アライメントが崩れると内臓が入るスペースにも影響が出て内臓自体の働きにまで波及する事もあります。
そして脳からつながり全身に広がる脊髄神経も脊椎に守られ通っているので(右の挿絵のピンクの部分)背骨のアライメントはしびれ等、神経のトラブルにも関わってきます。
インナーマッスルを鍛えて骨格を支える事で良い姿勢にも見えて、健康にとっても大変重要なのですね!
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