先日、社長(主人)が音楽家の方と食事会開くというのでおまけでくっついて行きました。社長の仕事柄、周りには音楽と芸術に関わる方々ばかりで、このような機会に色々なお話を聞かせていただくのはとても楽しく勉強になります。
まずはピアニスト&オペラ指揮者の仲田淳也さん。もうおひとりはパーカッショニスト(打楽器奏者)の星出朱音さん。
仲田淳也さんは、子供の頃からピアノを習い続けて、大学卒業後はコレペティトゥーアの勉強のためにイタリアに3年も留学なさったそう。(コレペティトゥーアとはオペラ歌手の指導をしたり、伴奏をする仕事だそうです)
帰国後、今の師匠(有名なオペラ指揮者)との新たな出会いがありオペラ指揮者を目指し修行中。ただいま『絶賛売出し中!!!』だそうです。
オペラとバレエでは、劇場入りしてからの稽古がそれぞれ違うそう。オペラではオーケストラが入る前にピアノでの歌の舞台稽古があるそうで、コレペティトゥーアの経験から、稽古でその時にいらっしゃらない出演者の歌も代わりに歌いながら指揮をするそう。すごいですね!!その話を聞いて想像するとワクワクしてしまいます。いつかその稽古におじゃましようと企んでいます。
そして星出朱音さん。打楽器奏者と言えば、結構な “待ち” があって急に動き出すイメージがあったので、実際のところをお聞きしてみると、
『400小節休符とか普通にありますよ!全体を把握しているので、何々が鳴ったら “準備する” “チューニングする” など、いつも決めています』との事。
掛け持ちでいくつもの打楽器を担当しなければならない事もあるそう。
また、ティンパニには音程があり、太鼓の上面が動物の背中の皮で出来ていて、温度や湿度で音がすぐに変わってしまうそう!!!
『演奏中に、オケが “ドミソ” の和音になったらすかさずチューニングをして確認しています』と仰っていました。(演奏中にティンパニ奏者が太鼓に耳を近づけて何かを始めたらチューニングだそうです!!)
さすが!何とすごい!!!!
それから、叩くばち(マレット)にもたくさんの種類があり、大きさも素材も違うそう。楽譜にも『やわらかいマレットで』等と指定されている事もあるそうです。
とても面白いお話ですよね!!!
客席が空の状態の舞台稽古と、お客様が入った状態の本番では、やはり違います。
単に人がいるかいないかだけではなく、温度や湿度も変化。それによって空気の流れも変わります。私の経験で本番前に緞帳が客席側から押されて、舞台準備のスペースが狭くなる事がありました。(これは舞台用語で『あおられる』ですね。逆の場合もあります。)
さらに、お客さんの熱気なども加わり、踊る側の緊張はピークに達しますが、楽器にもそのような影響があるのですね。楽器も生きている!!のですね。
おふたりにバレエの事も色々と質問されてお話ししたのですが、そんなおふたりのお話に聞き入っている私がよほど面白かったのか、『バレエの話よりも音楽の話の方が反応が大きいですね!!』と言われてしまいました・・・・。
そんなこんなで、あっという間の3時間半。とても勉強になる楽しいひとときでした。
また集まりましょう!!
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