バレエに一生懸命になるほど、身体の『痛み』が伴いますが『痛み』にも様々あります。
ストレッチは人によっては気持ちがよかったり、痛かったり。特に固い方にとっては痛いイメージの方が強いかもしれません。
また、トゥシューズはつま先で立って自分の身体を支えるので、慣れるまでは本当に痛いです。トウシューズの中では足指に豆ができたり水膨れになったり、その豆がつぶれて皮がむけたり、人によっては爪が死んではがれる事もあります。これらも長年続けると皮膚が強く固くタコになってきて、痛みが減ることもありますが・・・それでも痛いのです・・・
これらの『痛み』は仕方のないこと。慣れるかあきらめるか・・・しかしどちらも長く続ければ続けるほどそれほど痛みに振り回されることは無くなってくると思います。
しかし、ケガの『痛み』は別です!!!!
ケガはアクシデントで起こる場合もありますが、多くの場合は身体(骨格)がアライメントから外れる事で起きます。
治療をして治ったと思っても、また同じアライメント・動き方をすればまた同じように痛みが出ます。
『痛み』は身体からの危険信号。まだ痛みが小さいうちに自分の身体をチェックして修正する事で大きなケガを未然に防ぐ事ができると思います。
この身体はこの世に一つだけの大切なもの。
代わりはないし、一度壊してしまうと元通りには戻せない。
大切にすること。
ちょっと大げさかもしれませんが生徒たちにしつこくしつこく、耳にタコができるほど繰り返し伝えています。
私が子供の頃は『バレエ習っていれば痛くなるのは当たり前』という考え方の方が大多数。病院にかかってもマッサージに行っても『バレエ習ってるなら仕方がない』で片づけられてしまう事も多く、痛くても我慢するしかなかった覚えがあります。
科学が進んだ現代!!いろいろな事が進歩!!バレエの動きを理解してアプローチしてくださる先生もいらっしゃいます。
『バレエを習っているから痛くなって当たり前』という考え方がなくなる事を願っています。
実は基礎を正しく、美しくバレエを踊る事は、身体を守る事にもなります。
また、バレエ以外でも慢性的な痛みがある場合、多くは自分の動き方やアライメントの不良によって起きています。
『~だから当たり前』と考えず、自分の身体についてよく知り、研究する事はとても大切だと思います。
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